suzumoku「キュビスム」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
モンタージュsuzumokusuzumokusuzumokusuzumoku映り込む雲間の日差 眩しさに足元を見た なんと淡く薄い影だろう それでも生きてら  広げる右手 握る左手 傷跡は描きたくない  最低まで転げ落ちたら 有名になるの? 犯罪者のモンタージュが 街中貼られている これ程まで濃い影ならば 傷付かないの? 僕はどうだ? どれぐらいだ? 何度も睨むカーブミラー  空欄に書くバツ印 眠たさに顔を叩いた なんと浅く細い日々だろう しぶとく生きてら  しかめる右目 閉じる左目 悲しみは繋ぎたくない  最高まで登り切れたら 幸せになるの? 成功者をワイドショーが ひたすら讃えている これ程まで深い日々ならば 悲しまないの? 僕はどこだ? どの辺りだ? 何度も眺めるカレンダー  なんと淡く薄い影だろう それでも生きてら なんと浅く細い日々だろう しぶとく生きてら  最低にも最高にも なれなくていいさ 影を睨んで 日々を眺めて もう一度描いてみるよ もう一度繋いでみるよ
蛹 -サナギ-suzumokusuzumokusuzumokusuzumoku枯れ葉の落ちる音も響きそうな 暗がりの四畳半に一人 膝を抱えながらも飛び立つ日を 思い描く蛹 まるでお湯を注いで作りあげた 安物で即席の生活 明日の予定さえも夢の中で 慌てて立てる始末  乾いた唇 ボサボサの髪 染みの取れないままのTシャツ 真っ白なスケッチブックだけが 完璧だと主張している  「もっと頑張れ」と言われるその度に 僕の傷口は酷くなるみたいだ 「何が欲しいの?」と聞かれたらすぐさま そいつの全てを奪いたくなるだろう  例え雨が降ろうが槍が降ろうが ひび割れる事もない毎日 指をくわえながらも目覚める日を 思い描く蛹  ささくれた小指 充血した目 虫に食われたままの靴下 壁に貼付けた写真だけが 永遠だと主張している  「もう諦めろ」と言われるその度に 僕は傷口を抉りたくなるんだ 「何がしたいの?」と聞かれたらすぐさま そいつの全てを壊したくなるだろう  爪先の側に 迫る夕闇 僅かに頷く胸の鼓動 次第に麻痺する不安だけが 生き延びろと主張している  「もっと頑張れ」と言われるその度に 僕の傷口は酷くなるみたいだ 「何が欲しいの?」と聞かれたらすぐさま そいつの全てを奪いたくなるだろう 「もう諦めろ」と言われるその度に 僕は傷口を抉りたくなるんだ 「何がしたいの?」と聞かれたらすぐさま そいつの全てを壊したくなるだろう  枯れ葉の落ちる音も響きそうな 暗がりの四畳半に一人 背中のミシン目に気付けないまま 眠りに就く蛹
ノイズsuzumokusuzumokusuzumokusuzumoku空回る換気扇のガラガラ 余りにもうるさいものだから 溜息を一つ置き去りにして 冷た過ぎるドアノブを掴む 駆け上がる屋上でバタバタ 靴を脱いで掲げる白い旗 張り巡らされたフェンスを越えて 両腕を広げてチューニング  募らせた言葉は何処へ 鳥になる覚悟は何処へ 飛ばそう 僕の思いを…  さぁ、ためらうノイズよ 東を隠せ 明日を隠せ そう、この空気を揺らす今だけを信じていろ  爪先でガラクタをガリガリ 汚れて動かない物ばかり そこから伸びていく両足の影 細くて頼りないアンテナ  後ろめたい過去は何処へ 癒えない傷跡は何処へ 送ろう 僕の秘密を…  さぁ、彷徨うノイズよ 西を隠せ 昨日を隠せ そう、この鼓膜に触れる今だけを感じていろ  明日への想像は何処へ 昨日までの記憶は何処へ 叫ぼう 君に届いて!  さぁ、悩めるノイズよ 空気を揺らせ 鼓膜に触れろ そう、この意識に響く今だけは聞き逃すな 嗚呼、求め続けるのは確かに分かる生きている音 嗚呼、自分の声が欲しい! 本当の声が聞きたい! 暴れ出すノイズの中 ささやき始めるボイス
鴉が鳴くからsuzumokusuzumokusuzumokusuzumokuお前のボロボロの翼は 誰と喧嘩した傷跡だい? まさかまさかと思うけど 自分で付けた傷跡かい? 目一杯広げてみてごらんよ ほらね、向こう側が丸見え まさかまさかと思うけど 気付いてないことはないだろ?  光なんか消えてしまえ 見透かされる事もなくなる 悲しみも痛みも要らない あと少しで空に夜が染みる……  鴉が鳴くから帰ろう 構わないで一人にしてくれ そうかい、僕は気にしないさ お前の目に闇が染みようとも  考え込んでる振りなんかして 不自然なくらい汗まみれ まさかまさかと思うけど 今更怖気付いたのかい?  その通り出来損ないさ 何処へも飛べない役立たず 過去も未来も現在も要らない 嘘もついた 泣言も散々……  鴉が鳴くからおいで 構うのなら手を引いてくれ 何だい、随分良い身分だ その調子で嘘でも羽ばたけよ  見渡せば誰も彼も 僕もそうさ 解れてボロボロ 理想の翼が欲しくて いつまでも雛でいたいんだろ?  鴉が鳴くから帰ろう 構わないで一人にしてくれ そうかい、僕は気にしないさ お前の目は最初から真っ黒! 鴉が鳴くからおいで 構うのなら手を引いてくれ 何だい、随分良い身分だ その調子だ 本当は飛べるだろ!
メンドクセーナsuzumokusuzumokusuzumokusuzumoku人ごみに踏まれて もんどりうった程さ 今度は随分と 派手に転げ落ちた 何が助け合いだ 手を伸ばしもしない みんな見て見ぬ振り 通り過ぎた  考え込む度に どうにでもなればいいと 空っぽになった ビール瓶を 転がすのさ  メンドクセーナ メンドクセーヨナ 仕事も遊びも また明日……  何も考えずに ひたすらボケーっとしてたいよ あの娘の声に 笑顔に 見とれながら  メンドクセーナ メンドクセーヨナ 今日のところは メンドクセーカラサ 夢も未来も また明日……
平々 -ヘイヘイ-suzumokusuzumokusuzumokusuzumoku晴れと曇りの間 気難しい天気 野良猫は塗炭の上 死んだ様に眠る 暇潰しのニュースは 政治家のコメディー 「やった」「やらない」の末に「記憶にございません」  なんて平和な日々だろう 煙草でも一ついかが? オゾン層は穴だらけ 星の欠片でも落ちたのかい?  元気ないなヘイヘイ 無理もないかイェイイェイ どうぞ気軽にヘイヘイヘイ ご静聴よろしく  不況不況、大不況 株価は右下がり ビジネスマンの顔も コンクリに釘付け 天才も年を食えば 天に召されて逝く 不死身のロックスターも この歌の作者も  それも自然の摂理さ 緑茶でも飲んで休憩 群がる鳩を見ろよ 落ち込む暇なんか無いってさ  元気ないなヘイヘイ 無理もないかイェイイェイ 遠慮しないでヘイヘイヘイ CDもよろしく  元気ないなヘイヘイ 無理もないかイェイイェイ こんな歌さヘイヘイヘイ  山あり谷ありの日々 世界はぐるぐる回る それも宇宙から見たら 多分まだ捨てたもんじゃないさ  元気ないなヘイヘイ 無理もないかイェイイェイ 手を叩いて声出して 涙して笑って 元気ないなヘイヘイ 無理もないかイェイイェイ 何はともあれヘイヘイヘイ 楽しく生きましょう 元気出たか?ヘイヘイ 無理はすんなイェイイェイ ヘイヘイ イェイイェイ アイラヴュー ご静聴有り難う
ブルーブルーsuzumokusuzumokusuzumokusuzumoku誰も触れ合わずに彷徨う 街の中で 晴れ渡る空を仰ぐ度 虚しくなる 当たり前の様に繋いで 歩いていた 温もりは今何処にあるの?  嗚呼、声が枯れるまで叫んでも 吐き出しても 世界は振り向いてくれない この孤独を  ブルーブルー ブルーブルー 高く ブルーブルー ブルーブルー 笑うよ ブルーブルー ブルーブルー 高く ブルーブルー ブルーブルー…  「大丈夫」と口では零して 足はすくむ それでも心は最後まで 人らしくありたい  血が滴るまで叩いても 噛み付いても 世界を振り向かせられない この無力を  ブルーブルー ブルーブルー 遠く ブルーブルー ブルーブルー 笑うよ  嗚呼、愛がどれほど描かれても 歌われても 明日の行方さえ分からない この世界を  ブルーブルー ブルーブルー 青く ブルーブルー ブルーブルー 笑うよ  ブルーブルー ブルーブルー 高く ブルーブルー ブルーブルー 遠く ブルーブルー ブルーブルー 青く ブルーブルー ブルーブルー 笑おう
どうした日本suzumokusuzumokusuzumokusuzumoku責任取ってくれますか? 結論出してくれますか? 安全ではないんですか? 説明出来ないんですか? 直ちに影響はいたしません 前例の無い想定外でした  またも虐待のニュースです なんと痛ましい事でしょう 信じ難い事件ですが 次はスポーツの話題です とうとう頭も地デジ化したのか? イライラしてくるんだこのクソヤロー!  どうした日本 どうした日本 どうした日本 どうした日本 小学生も呆れてるんじゃない?  こんなに弱い僕だけど 必ず幸せにするよ どんなに遠く離れても いつでもここで待ってるよ 飽き飽きするハリボテの綺麗事 そろそろ目を覚ませよこのクソヤロー!  どうした日本 どうした日本 どうした日本 どうした日本 ラブソングはストーカーの歌じゃない  責任持って決めようぜ 結論出して進もうぜ 安全なら伝えようぜ 説明ぐらいはしようぜ はぐらかすのはやめようぜ 諦めないで挑もうぜ  どうした日本 どうした日本 どうした日本 どうした日本  何でも疑いたくなるのも 何度も虚しくなるのも 自分が悪いと決めつけても 誰かのせいにしたくもなるんだよ  どうした日本 どうした日本 どうした日本 どうした日本 石橋叩いてまだ渡らない どうした日本 どうした日本 どうした日本 どうした日本 叩いて叩いて壊れそうだ 叩いて叩いて壊れそうだ 叩いて叩いて頑張れ日本
真面目な人suzumokusuzumokusuzumokusuzumoku光る液晶を睨み付けては 弾くキーボード 擦る瞼 「時は本当に無情なもんだ…」と 知らず覚えた口癖  鞄の中の この不満の種 いつまで隠して 過ごせるのだろう?  叩き付ける拳 ファイルされた未来が散らばる それでも跪き 拾い抱き締める 真面目な人  風にからかわれる様な日々 少し迷えば時代遅れ  他人の肩と ぶつかるその度 諸刃の心が 震え始める  街を暴れ回り 見境も無く叫ぶ妄想 それでも目は閉じず 現実を選ぶ 真面目な人  呆れる程に 求め過ぎた社会 気付けば本物は また闇の中  ひび割れるアスファルト 踵が刻み過ぎたリズム 涙と溜息で 今日も相変わらず曇り空 叩き付けた拳 暴れ回り叫んだ妄想 それでも独りでも 今を歩き出す 真面目な人
真夜中の駐車場suzumokusuzumokusuzumokusuzumoku真夜中の駐車場で会おうぜ 新月から始めようぜ  君と話がしたいんだ 僕の声で歌いたいんだ 誰もが「くだらない」と言って 破いた夢を繋ぎたくて 悩みも抱えて来たんだ 苛立ちも連れて来たんだ 誰もが「信じろ」と言って ついた嘘を燃やしたくて  扉を開けて 闇を感じて 孤独に目が眩んでも  「退屈、退屈から抜け出せ」「今だけ、今だけが全てだ」 自分を、自分を超えるものを この目で見つけ出したい  真夜中の駐車場で会おうぜ 新月から始めようぜ 君はこれからどうなるんだ? 僕は何処に行けばいいんだ? 誰もが「分からない」と言って ごまかすのが答えなのか?  唾を飛ばして 風に吹かれて 不安に手が震えても  「退屈、退屈から抜け出せ」「今だけ、今だけが全てだ」 自分が、自分が望むものを この手で描き出したい  帰りたくない 離れたくない このままでいられるなら 孤独の闇に 不安の風に 自由の意味が無くても  「退屈、退屈から抜け出せ」「今だけ、今だけが全てだ」 この目で、この目で見つけ出して この手で、この手で描き出して ここから、ここから光るものを 君と僕で創りたい  真夜中の駐車場で会おうぜ 新月から始めようぜ
僕らは人間だsuzumokusuzumokusuzumokusuzumoku瓦礫をすくう傷だらけの両手 虚空に漂う SOS の声 「何処にいる……」「心配だ……」「くたくただ……」「もう嫌だ……」 微かな灯火が 胸の中で今震えている  息を止めるな 繋ぐ手を放すな その足で立つんだ 僕らは人間だ 朝の光だ 始まりの合図だ 取り戻してみせよう いつかの日常を  炊きたてを配るあかぎれの両手 頬張る子供の無邪気な笑い声 「ありがとう!」「美味しいよ!」「平気だよ!」「楽勝だ!」 あどけない勇者が 拳を振り上げて駆けてゆく  逃げ出したいけど 夢だと信じたいけど その目を開けるんだ 僕らは人間だ 夜の暗闇に 底なしの不安に 星が寄り添うだろう 光を携えて  「待っていろ。」「諦めるな。」「大丈夫。」「気を付けて。」 何気ない言葉を どれ程の命が待ってるだろう  朝の光だ 始まりの合図だ 取り戻してみせよう いつかの日常を 夜の暗闇に 底なしの不安に 星が寄り添うだろう 光を携えて 涙流れて 全て奪われて ここから生きるんだ 僕らは人間だ
リエラsuzumokusuzumokusuzumokusuzumoku解いた右手を 風が包んで 本当の君の温もりを 初めて知る 落ちた涙を 靴で隠して 本当の僕の冷たさを 何度も知る  結んだ唇は 何を探してるの? 僅かに残った温もりが 君に還る前に  リエラ、君が微笑む 言葉を…… 今、僕らの明日を紡ぐのは さよならだけ リエラ、君が旅立つ 未来へ…… 今、僕らの明日へ続くのは この道だけ  残る約束 時が流して 本当の僕の悲しみを 初めて知る 褪せる思い出 胸に抱えて 本当の君の優しさを 何度も知る  俯いた瞳は 何を描いてるの? 今にも溢れる冷たさが 君に移る前に  リエラ、君が見上げる 景色を…… 今、僕らの明日に浮かぶのは さよならだけ リエラ、君が旅立つ 未来へ…… 今、僕らの明日へ続くのは この空だけ 今、僕らの明日へ続くのは この道だけ さよならだけ
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