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LIVE REPORT

THE NAMPA BOYS

『THE NAMPA BOYS presents 「rebellion vol.6 東京編」』

2012年07月30日
@下北沢SHELTER

1曲目「到来」が始まった瞬間、ザワザワッと鳥肌が立った。鋭くタイトで重厚なバンドサウンド、抜群の存在感を放つ激情のヴォーカル。弱冠19歳にして、なんたる貫禄! 小林聡里(Vo&Gu)が“THE NAMPA BOYS、下北沢SHELTERに到来!”と叫ぶと、超満員のフロアから歓声が上がる。6月にシングル「プランジ」でデビューしたばかりの彼ら。7月にリリースされた渾身のミニアルバム『froM』にも収録された、「螺旋インセクト」や「月照」をテクニカルかつ感情的な歌と演奏で披露すると、初めて観るであろうお客さんの期待値を軽々超えていく。“スペシャルな日にスペシャルな曲を。THE NAMPA BOYSここにあり!と言わしめた曲です”と演奏したのは、08年の『閃光ライオット』で披露した「THIRTEEN」。蒼さと逞しさが入り混じった歌や演奏に彼らの“現在”を感じていると、シングル曲「プランジ」でフロアをブチアゲて、クライマックスを生む。アンコールは、今の真正直な気持ちを轟音と狂騒と感傷的な歌で見事に表現した「待つ元」で壮大にドラマチックにフィニッシュ。僕は彼らのライヴを観ながら、過去にSHELTERで観た、今も語り継がれる数々の伝説のライヴを思い出していた。そして、“日本語ロック”が良いかたちで若い世代に継承されてることに安心したし、新しい時代の始まりに立ち会えたことを嬉しく思った。THE NAMPA BOYSのいる、日本語ロックの未来は明るい。“実は俺、あの日のSHELTERライヴ観てたんだよ”と自慢できる日は遠くない。今、必ず観るべきバンドのひとつだ。

SET LIST

試聴はライブ音源ではありません。

  1. 4

    THIRTEEN

  2. 5

    世界と色は

  3. 7

    フォワード

  4. 8

    キャンパス