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LIVE REPORT

THE BAWDIES

『「LIVE THE LIFE I LOVE」TOUR 2011 -FINAL-』

2011年11月27日
@日本武道館

客席を360度解放し、日本武道館が巨大なダンスホールとなった! 1曲目は1stシングルの「I Beg You」。ご機嫌なロックナンバーで会場を沸かせ、怒涛のR&Rショーが展開されていく。50年代や60年代をリスペクトしつつも懐古趣味に陥ることのない生粋のR&Rやソウルミュージックが、12,898人の観客を高揚させ、踊らせるさまは圧巻だ。「KEEP ON ROCKIN'」ではハンドクラップやコール&レスポンス、シャウトで武道館を震わせ、序盤にして一体感を作り上げていた。何度も“最高”という言葉を口にし、“マジで本当に特別な日になります”とROY(Vo&Ba)。THE BEATLESがライヴを行なった武道館はロックの殿堂である。その聖地に日本のR&Rの継承者として立ったのだから感無量なのは当然だろう。
“せっかくなんでインディーズ時代の曲をやろうかなと。45年前にTHE BEATLESがここで演ったナンバーです”とTAXMAN(Gu&Vo)が「I'm down」を歌い、“THE BAWDIESがインディーズで最初に作ったナンバーです”と「Shake it baby」を披露するなど、武道館だからこそのスペシャルなメニューも用意されていた。そして、“ここからはお祭り全開でいきましょうか!”というROYの言葉通り、「HOT DOG」からラストスパート。連発される痛快なロックチューンに客席のボルテージもリミッターがぶっ壊れたように上昇し続け、「YOU GOTTA DANCE」の頃にはダンスフロアと化していた。そのまま「A NEW DAY IS COMIN'」で大団円を迎え、アンコールでも爆発的な盛り上がりを見せると、最後に全員でのウェーブ付きの“ワッショイ!”も決まり、4人+12,898人の歓喜の想いが咲き乱れる中、THE BAWDIESの初武道館公演は幕を下ろしたのだった。