Uta-net

ライブレポート

検索

メニューを開く

LIVE REPORT

nano.RIPE

『nano.RIPE LIVE 2017「せいなるたねび」』

2017年05月03日
@渋谷WWW

きみコ(Vo&Gu)とササキジュン(Gu)に、サポートメンバーの鈴木“choku”直也(Ba)と高橋宏貴(Dr)を加えた、新体制のnano.RIPEがツアー『せいなるたねび』を開催した。鈴木はストレンジドラマなど、高橋はELLEGARDENやTHE PREDATORSなどでも活躍する強者で、そんな強力なバックを得ての演奏は、リズム隊が違うだけで、こんなにも違うのか!?と思うほど。まるで、自分たちの追い求めていた足りないものが、まさしくここにあったと言わんばかりに1曲目「在処」から、明らかに変化したガツンとしたロックサウンドを叩き付けた。「イタチ」などトリッキーなアレンジの楽曲で、圧倒的なテクニックを持った演奏で聴かせ、MCでは鈴木をいじったりと、4人の息はすでにぴったり。そして、そんな4人で制作した、会場限定でCDリリースした新曲も披露。きみコは“やっぱりnano.RIPEはnano.RIPEだなと思える、自信につながる一枚になった”と話し、疾走感あふれるサウンドが塊になって放たれる中に、パワフルなサビメロが響く「ダイヤモンドダスト」と、ドラマチックな楽曲構成にキャッチーなサビメロが光る「夜の太陽」を演奏した。カッコ良さと聴きやすさ、そしてロックファンの心をくすぐるサウンドが三位一体となった両曲で、新しいnano.RIPEを見せつけ、ファンはそれに手をあげ、声をあげて歓喜した。“結成から20年、まだまだ新しいことをやっていけると思った。まだまだ期待してほしい”と手応えを感じた様子のきみコ。最後には、“まだまだ売れたい。売れて曲を届けたい。そんな気持ちだけでやっていく!”と、決意表明を口にした。