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LIVE REPORT

さくらしめじ

『森のきのこの音楽会~さんきゅう2015、うぇるかむ2016~』

2015年12月29日
@光が丘IMA HALL

田中雅功と?田彪我のふたりによるスターダストレコーズの中学生フォークデュオ、さくらしめじが12月29日に東京・光が丘IMA HALLにて初ワンマンライヴを開催した。

ピアノとドラムをバックにした初のアコースティックのバンド編成で「まよなかぴくにっく」からライヴをスタート。田中の中音域のヴォーカルと?田の高音のヴォーカルが心地良いハーモニーを響かせ、観客の心をぐっと掴む。最初は硬さも見えたものの、曲が進むに連れふたりの笑顔があふれ、歌とギターのタイミングも、アイコンタクトでバッチリ合わせる。

川本真琴の「1/2」、My Little Loverの「Hello, Again ~昔からある場所~」とカバーを歌ったあと、?田はトレードマークの首に下げたタンバリンとギターを置き、新しいお友だちの“びろびろくん”(アコーディオン)に持ち替え、新曲「こんこんずし」を歌唱。さりげなく高度な演奏を、無邪気にこなすところがまた面白い。そして、ニューシングルからの「さんきゅう」「はじまるきせつ」を披露し、「てぃーけーじー」「いくじなし」と爽快感たっぷりにライヴ本編を終えた。アンコールで田中は“初めてのワンマンライヴ、精いっぱい楽しくやらせてもらいました”とにこやかに語ると、ふたりだけで「きのうのゆめ」を演奏する。そして、4月23日に2ndワンマンライヴの開催を発表されると、観客から大きな歓声が上がった。最後はバンドメンバーも呼び込み、一緒に「みちくさこうしんきょく」を披露し、観客も大合唱となってライヴの幕を閉じた。

ふたりの初々しさと果てしない可能性を感じさせる、温かいムードいっぱいの初ワンマンライヴだった。

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