微熱

いつだってそうだろ?
君は独りで遠く歩いてた。
振り向く事もないと分かっても
ただ傍に居られたらいいと
...そう思ってた。

何だっていいだろ?
君の事ばかり考えては
答えの出ないフリして笑って。
想えば想う程に二人は
離れるから。
もう言葉にならないこの涙が
最後の答えを告げているから
過ぎ去る月日がこの季節が

思い出と...

枯れゆく声で君の名を呼び
泣いてた夜空を見上げた。
「これでいいんだよ」って。
...笑ってみせた。

愛なんて言葉が
心の中に或とするのなら
断片的でも構わないから
ほんの少し君の横顔を映して
無い物強請りさ
夜空が終わるまで
君を待って
でも君は此処に居るべきじゃないと
そう思った。
君が前に進めるなら
僕は何も言わないから
例えそれが過ちでも
僕は君の空になる。

もう言葉にならないこの涙が
最後の答えを告げているから
過ぎ去る月日がこの季節が

思い出と...

枯れゆく声で君の名を呼び
泣いてた夜空を見上げた。
「これでいいんだよ」って。
...笑ってみせた。
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