恋じゃなかったら

君が特別さ
それだけは分かる
だけど私はまだ何も分からない
自分のことさえ

伝えたい言葉の正体は
きっとありふれたものだろう
だから言いたくないんだけど

でも君を見つめてると
ふと溢れてしまいそうで
それを我慢したら
やだな、涙が溢れそうで

ああ、恋じゃなかったら
ああ、これが恋じゃなかったら
何だと言うんだろう
もう遠慮はしたくないんだ
したくないんだ

よくある茶番で終わらせたくない
そこらへんに転がってる恋とは違うって
特別なんだって
宝物なんだって
ドラマみたいなの
なのに何で私
よくあるしょーもないラブソングで
君を思い出しちゃってんだろう

認めたらきっと楽になれるよね
私は今ただの女
君に恋するただの女です

ああ、恋じゃなかったら
ああ、これが恋じゃなかったら
死んでやっても構わない
今はただ叫びたい気持ち

なんて気持ちがいいんだろう
君を好きだという気持ちだけで
どこまでも走っていける
何故こんなに涙が出るの

何の役にも立たない
馬鹿なプライドはもう
ひと口大に切って焼いて塩胡椒して食べた
腹も満たせた
また走ってく
君が好きだから
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