女の子の恋愛には影がつきもの。

 2023年3月1日に“中村ゆりか”が1st EP盤『Moonlight』をリリースしました。「月」をキーワードにアートワークされたビジュアルは、月明かりに照らされているような色彩で、中村ゆりかの妖艶な表情が魅力的。作詞作曲を恋愛ソングのカリスマ・CHIHIROが手がけた4曲が収録されており、リアルな女性の心情などを歌った楽曲になっております。
 
 さて、今日のうたコラムでは、そんな中村ゆりかの最新作の楽曲を手がけた“CHIHIRO”による歌詞エッセイをお届け。今作の“『Moonlight』=月”というコンセプトにはどのようにたどり着いたのか。そして収録曲「浮ついたHeart」「分かっていても」「Positive」に込めた想いを綴っていただきました。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。



月の光は色んな意味がある。
暖かさ、静けさ、冷たさ、美しさ。
 
中村ゆりかというアーティスト像に
謎めいた魅力のある月のイメージがすごくマッチして
「Moonlight」というコンセプトでEPを書き上げた。
 
光と影。
女の子の恋愛には影がつきもの。
その影を光に持っていける音楽で表現できたらいいねって二人でよく話してた。
 
浮気された女の子の気持ちを書いた「浮ついたHeart」。
 
浮気って心を抉られる。
そして時間が経ってもトラウマにもなる。
そんな時に悲しくても強く吹っ切っていくための曲を書いた。
 
気づかなきゃよかったんだ
早々に気付いてよかったかな
君の嘘も浮ついたHeart
私だけじゃなかったLover
笑ってしまうよね
一番好きな人にね
一番されたくなかったこと
君はしたんだ
もう嫌い
 
そして
叶わない恋を諦められない気持ちを書いた「分かっていても

最初から二人を隔てるものが多かった。
絶対恋しちゃいけない人を好きになった。
君の肩書き、離れた数字。
危険信号が点滅してるのに進みたくなって
葛藤しながら恋をしている女の子を描いた。
君と結ばれる世界線を信じて。
 
終わる点滅
2人はRed light
青にはきっと戻れない
君と結ばれる世界線
どこかにあると信じてる
 
EPのラストに入れたのは
女の子が強く自信を持って生きようというメッセージの「Positive
 
傷ついたりするしどん底な日だってあるけど
めげないで前を向くの。
ここで成長するか停滞するかは自分次第。
どうにかなるからポジティブに進もう。
そんな応援歌になれるような曲。
 
どうにかなるMy life
どうにでもなるし
Positiveにいこう
どうにかなるMy life
どうにでもなるし
Aggressiveにいこう
 
綺麗な言葉じゃなく
苦しみも含んだような言葉を書いたのは
それがリアルだから。
 
人生山もあれば谷もあるし
光を浴びる日もあれば、影を感じる日もある。
 
ふと心が癒されたい日に
このEPが心を照らす音楽になれば嬉しいです。
 
ゆりちゃんの素敵な声と共に。
 
<CHIHIRO>



◆紹介曲
浮ついたHeart
作詞:CHIHIRO
作曲:CHIHIRO

分かっていても
作詞:CHIHIRO
作曲:CHIHIRO

Positive
作詞:CHIHIRO
作曲:CHIHIRO

◆1st EP盤『Moonlight』
2023年3月1日発売
 
<収録曲>
M1.浮ついたHeart
M2.Lovely Baby
M3.分かっていても
M4.Positive
M5.浮ついたHeart(Instrumental) 
M6.Lovely Baby(Instrumental)
M7.分かっていても(Instrumental)
M8.Positive(Instrumental)