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今日のうた

結花乃

夏は目閉じる、これで終わってしまうの?

 2018年9月12日に“結花乃”が3rdシングル『きんぎょすくい』をリリース。その発売に先がけて、今作の収録曲「パチパチ、線香花火」のLINE MUSIC独占先行配信がスタート。併せて歌詞先行掲載も開始しました。この歌は、夏の終わりの恋を描いたラブソング。まだ今年の夏に“あの人”とやり残したことがありそうな気がする…というあなたに聴いていただきたい1曲です。さっそく、今日のうたコラムでご紹介いたします!

夏休み もうすぐ終わる
あれこれ立てた スケジュール
やっぱり何にも出来なかった
真っサラまんまの解答欄と睨み合ってた

君が花火に行こうって言うから
宿題ほうって 新しい浴衣 買いに行った

結局 当日 雨で
中止だねってメールした 返事は
予定通りに集合だよ
君はちゃんと待ってて
その手に バケツと線香花火…
「パチパチ、線香花火」/結花乃

 ワクワクな予感に満ちていた<夏休み>も結局、何も起こらないまま終わりに近づいている今日この頃。ギリギリまで放っておいた<宿題>だけが残り<真っサラまんまの解答欄と睨み合って>時間が過ぎてゆく、無気力な主人公の姿が見えてきますね。きっと、あれこれ想像はしていたのに<やっぱり何にも出来なかった>ことや<真っサラまんまの解答欄>は、そのまま恋に重なるのだと思います。

 つまり主人公はこの夏、片想いをしている<君>に何ひとつアプローチをすることが出来ず、恋の答えも<真っサラまんま>ということ。しかしそんなとき、思いがけず<花火に行こう>って<君>から連絡があったのです。これは<何にも出来なかった>日々を取り返すラストチャンス。嬉しくてたまらず<新しい浴衣 買いに行った>のでしょう。とはいえ<結局 当日 雨>…。ところが、君からは<予定通りに集合だよ>と予想外の返信があり、予想外の展開へと突入してゆくのです。

パチパチパチパチパチって
今宵 花咲く 花が咲く
じくじく膨らむ ふたつの蕾
振りはらえば消える 風に溶ける
淡い 恋のはじまり
ぽとりと落ちた火の粉 ジュッと鳴く
君と目があった パチパチ
「パチパチ、線香花火」/結花乃

 雨の夜、屋根の下、二人きりの線香花火。人混みのなかで大きな花火を見上げるより、ワイワイ手持ち花火を楽しむより、ずっと“時間”をじっくりと楽しめるのではないでしょうか。普段以上に身を寄せ合うから心の距離も近くなりそう。並んでそっと線香花火を見つめるも良し、いろんな話を交し合うも良し、この上ないシチュエーションですよね…!こうして<じくじく膨らむ ふたつの蕾>のように静かに育ち<パチパチパチパチパチ>とはじまりの音を鳴らす、恋の火花…。

バケツの雨水 たまってく
花火も残り 少ない
どっちが長く持つか勝負って
言ったら 彼女は笑った

本当はずっと前から
誘いたいって思ってたんだけど
花火に行きませんか?って
結局今夜 雨だけど
おかげで僕等 向かい合っている

ドキドキドキドキドキって
雨の音にも 隠れない
シュワシュワ弾ける ふたつの火花
僕の先に ぽとり 落ちて君
私の勝ちって笑った
火が照らした笑顔 消えないで
ずっと見ていたい
「パチパチ、線香花火」/結花乃

 さて、こちらは2番の歌詞。深読みかもしれませんが「パチパチ、線香花火」は、1番が<私>の心情、2番が<僕>の心情を表していると捉えることもできます。夏休みの終わり<僕>もまた、彼女と同じようにこの恋の<真っサラまんまの解答欄>と睨み合っていた。本当はずっと前から<花火に行きませんか?って>誘いたかったのに<何にも出来なかった>ことを悔やんでいた。だから夏休みの終盤、ラストチャンスに賭けて、雨でも<線香花火>という形でデートを実行したのです。

 ということは、二人は両想い。線香花火をしながら、お互いに<パチパチパチパチパチって>恋の火花が咲き、お互いに<ドキドキドキドキドキって>雨の音にも隠れないトキメキを感じ合っているのでしょう。先ほど彼女が<君と目があった パチパチ>と思っていた瞬間も、彼の方は彼女を見つめながら<火が照らした笑顔 消えないで ずっと見ていたい>と愛おしく思っていたのかもしれません。だけど、両想いなのにまだ、どちらも一番大切なことは伝え合っていないんですよね…。

ドキドキドキドキドキって
雨の音にも 隠れない
シュワシュワ弾ける ふたつの火花
季節は変わる 夏は目閉じる
これで終わってしまうの?
最後のふたつ 黙るふたり
せーので 火を付ける
「パチパチ、線香花火」/結花乃

 これで終わってしまうの? 線香花火の<最後のふたつ>に、せーので火を付けた、二人の続きは是非、結花乃「パチパチ、線香花火」の歌詞の全文を読んで確かめてみてください!ちなみに“線香花火”の火花には4段階の変化があるそうです。まず、先端に<じくじく膨らむ ふたつの蕾>が出来る【牡丹】。次に<パチパチパチパチパチって>玉が激しく火花を発する【松葉】。火花が低調になる【柳】。そして消える直前の【散り菊】。
 
 4段階では最後の【散り菊】からが長く、いつまでも余韻を残しながら、火花が散るんだとか。そんな終わりを見つめながら、二人の恋も終わってしまうのか、それとも…。夏の終わりにピッタリなラブソング。その胸キュンな世界観を歌詞でもご堪能あれ!

◆紹介曲「パチパチ、線香花火」
作詞:結花乃
作曲:結花乃・nao

◆3rd Single「きんぎょすくい」
2018年9月12日発売
Type-A PVE-0031 ¥1,500+tax
Type-B PVE-0032 ¥1,000+tax