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今日のうた

吉澤嘉代子

いびつな傷跡が乱反射した、戦っている貴方はうつくしい。

戦っている貴方はうつくしい
「ミューズ」/吉澤嘉代子

 そんなワンフレーズから幕を開けるのは、2018年6月13日に“吉澤嘉代子”がリリースする3rdシングルのタイトル曲「ミューズ」です。ジャケット写真で、女優の“安達祐実”さんが眩しい素肌を火花越しに披露しているのも印象的な今作。尚、先行公開中の歌詞は注目度ランキングで4位を記録いたしました。

 吉澤嘉代子の「ミューズというタイトルで、人生の傷跡を肯定するような歌を書きたい」という想いから生まれた曲。まずタイトルの【ミューズ】とは、ギリシャ神話の詩と音楽の女神【ムーサ】の英語名です。この女神は、芸術家や詩人に創作のインスピレーションを与える存在として信仰されていたのだそう。そのため現代では、誰かに影響を与えるほど魅力的な女性のことを【ミューズ】という言葉で表したりもするのです。

魔法は永遠じゃない 大切なとき思い出せない でも
言葉は永遠だって 何も変わらず 生きているって
「ミューズ」/吉澤嘉代子

 そして、歌のなかにも女神【ミューズ】のように<言葉は永遠>だと愛し、凛と生きている<貴方>の姿が見えてきます。ここで言う<魔法>とはおそらく、夢心地になっている時間のこと。たとえば、何か奇跡を起こせたり、誰かと結ばれたりした瞬間。それはあまりに儚すぎて<大切なとき思い出せない>もの。でもだからこそ、魔法が消えても心に残り続ける<言葉>の生命力に支えられ、この<貴方>はひたむきに戦い続けているのでしょう。

透明な雨が降りそそぐ 川は激しく濁り
やがてまた 水の底を映す

かがやきは傷の数だけ
いびつな傷跡が乱反射した
戦っている貴方はうつくしい
「ミューズ」/吉澤嘉代子

 また【ミューズ】とは、金魚の一種の名前でもあるんです。鱗は“透明”で、尾ヒレが長いものは“天女”と呼ばれるんだとか。もちろん名前の由来はギリシャ神話の女神からきております。もしかしたら、この歌の<貴方>もそんな金魚に重なる部分があるのかもしれません。それを踏まえた上で、この歌を聴くと、なんだかより一層<貴方>のうつくしさが際立ってくるような気がしませんか?

 時には<透明な雨が>降り注いで激しく濁ったりしながらも、また<水の底を映す>川のように、グルグルと顔色を変える日々。目まぐるしい人生。そのなかで<貴方>は透明な鱗に<いびつな傷跡>を増やしながらも、先へ先へと泳いでゆくのです。透明な鱗を<傷の数だけ>かがやかせながら、乱反射させながら、生きてゆくのです。

一瞬で終わってしまう 火花の中に飛び落ちて
一生を捧げるように 永く静かな恋をした

透明であろうとするほどに すべてを吸ってしまう
貴方だから 物語になるよ
「ミューズ」/吉澤嘉代子

 さらに<貴方>は、常に自分の命を惜しみなく使い尽くそうと、この時を生きているのだと思います。恋に対しても然り。そうやって<一生を捧げるように>今を全力で泳いでゆくような<物語>のうつくしさを讃えるのが、吉澤嘉代子「ミューズ」なのではないでしょうか。尚、彼女は歌詞を書く際に『文字の表記』をとても大切にしている方。この歌でも<貴方>というたった二文字から、敬愛や賞讃が伝わってくるかのようですね。

かがやきは傷の数だけ
いびつな傷跡が乱反射した
戦っている貴方はうつくしい
「ミューズ」/吉澤嘉代子

 何かに立ち向かいながら、誰かを愛しながら、日々に耐えながら、戦っているすべての<貴方>へ。この歌が届きますように。

◆3rdシングル「ミューズ」
2018年6月13日発売
初回限定盤 CRCP-10399 ¥1,667+税
通常盤 CRCP-10400 ¥926+税