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今日のうた

reGretGirl

まだ君を好きだってこともわかっているくせに

どうにもならなくなってゆく
どうにかしたくてもすでに遅くて
繰り返されることはもうない
あの日も、笑顔も、僕も、
キスも、愛も、君も、
「ホワイトアウト」/reGretGirl

 恋人にフラれた夜…。絶望的な主人公の心を描いた歌で幕を開けるのは、2017年12月13日に“reGretGirl”がリリースしたミニアルバム『my』です。今作に収録されている全6曲は、最初から最後までとにかく失恋の後悔と未練にまみれております。ちなみに、臨床心理学者の“Suzanne Lachmann”によると、人が別れから立ち直るまでには7つの段階があるんだとか。それが【答えを求める→否定→交渉→悪化→怒り→受容→希望】です。各段階は同時に起こることもあれば、順序が前後することもあるそう。

何がいけなかったんだ
「何もかも全て全部君のおかげでした」
でも口癖にしとけばよかったのかな
「after」/reGretGirl

君が何を思っているのか
曇って見えなくなっていた
何がそうさせたんだ
また不器用さに嫌気がさした
「クラムジーミーツ」/reGretGirl

 たとえば、まずこれらのフレーズが【答えを求める】という第一段階の状態でしょう。自分はお相手のことがまだ全然好きで、収録曲「二色浜」には<ずっと一緒にいれると思ってたよ 何なら今でもおもっているよ>と、「after」には<ずっとずっと一緒だと思っていたのに>と綴られております。だからこそ、どうしてこんなことになってしまったのか、本当に別れなければならなかったのか、必死に答えを探すのです。

悪い夢なら早く覚めて
僕の元からいなくならないで
明けそうにない夜だから
もうずっとそばにいて
「デイドリーム」/reGretGirl

これじゃ何が足りないの?
頭おかしくなったの?
ねぇ もう一度考えてみてよ
「after」/reGretGirl

 次が、第二段階の【否定】と第三段階の【交渉】ですね。いくら答えを探してみても、過去を振り返って自分の欠点に気づいても、それでも「まさかそんなはずないでしょう?」と別れを受け入れることなんてできません。そして、なんとか復縁する道はないか、相手にすがってしまう。でも「after」の歌詞にも綴られているように、何もかも<今更思っても遅かった>というのが現実ですよね…。

目の前の海に飛び込んで溺れて死んでしまえば
罪悪感か何かで後悔させられるかな
「二色浜」/reGretGirl

目の前の海に飛び込んで溺れて死んでしまえば
もう君のことなんか忘れることができるかな
「二色浜」/reGretGirl

 第四段階の【悪化】が、最も色濃く描かれているのは「二色浜」です。必死に答えを探し続けて、後悔をし尽くして、すがって、だけどもうどうにもならないことを思い知った状況なのでしょう。結果、主人公はいっそ<死>という最悪の選択をして、相手の記憶に刻まれよう、苦しみから逃れようという思考にまで陥っております。ただ、この歌には、失恋から立ち上がるために必要な第五段階【怒り】も少し描かれているんです。

後悔させたい君に 後悔させられる中で
今は会いたい気持ちだけで生かされてるんだ
「今度はあそこに行こう、こんなことしよう」
って今更君の言葉に腹が立って虚しくなってる
「二色浜」/reGretGirl

 <君の言葉に腹が立って>と、怒りの感情を抱き始めるのは、やっと自分にそれだけのパワーが戻ってきた証。元恋人に対して「見返してやる!」「いつか後悔させてやる!」と思ったりすることも、この第五段階の【怒り】があるからこそなのかもしれません。そしていつしか、もっと素敵な恋に出会って、過去の人を見返すためではなく、新しい誰かのための努力に変わるのではないでしょうか。

またひとつずつ終わっていくこと
どうしようもないと割り切れないし
まだ君を好きだってことも
わかっているくせに
黒のスウェット、お気に入りのパジャマ
空の化粧水、黄色の歯ブラシだって
全部君がいてくれた証だった
もういくら泣きついたって
どこにも行かないで
って言ったって今更遅いし

会えなくなってしまう現実
部屋のどこを探しても君はいない
これが最後の日
「room」/reGretGirl

 さて、ミニアルバム『my』は「room」という楽曲で幕を閉じます。結局、いずれの主人公も、第6段階の【受容】や第7段階の【希望】には辿りつけてはおりません。でも、人は【怒り】が過ぎ去ると、【受容】というよりもはや“降参”という状況になるんだとか。どんなに好きでも、ダメなものはダメ。だから、もう引きずってでも生きていくしかないのです。きっと失恋した人はほとんど、この【受容】の近くで揺れ続けているのでしょう。
 
 尚、今作の『my』というタイトルは『(reGretGirlの曲は)「自分のことを歌われているみたいだ」と人に言ってもらえるので “誰かの私の歌” になればいいな』というメンバーの想いに由来しております。まさに、どの曲も自分の歌みたいだ…と感じているあなた。まだまだ【受容】や【希望】にたどり着けそうもないならば、是非、心が回復するまでひたすら“reGretGirl”の歌に浸りましょう…!

◆1st mini album『my』
2017年12月13日発売
NBPC-0046 ¥1,944(tax in)

<収録曲>
1. ホワイトアウト
2. デイドリーム
3. 二色浜
4. after
5. クラムジーミーツ
6. room