もう嘘つくのはやめました、君のことがずっとずっと好きでした。

今好きな人はいますか?
今気になる人はいますか?
どんなタイプの人が好きですか?
メールしてる人はいますか?
誰を思い浮かべましたか?
それがたとえば 私だったらいいな
「君へのメッセージ」/erica

 2017年11月20日に“erica”が新曲「君へのメッセージ」をリリース!彼女は、自身のTwitterにて『好きな人に本当は聞きたいけど聞けないこと、この曲でさり気なく伝えてほしいな』とツイートしておりましたが、まさにその言葉のとおり。歌詞のどこか一文の答えだけでも、大切な人に訊いてみたいですよね…!また、ド直球に<今好きな人はいますか?>と質問してみたいけど、好きだからこそ慎重に慎重に、いろいろと言い方を考えている<私>の心模様もよくわかります。

こんな気持ちになるなんて
私もびっくりしてるんです
ほらまた意味もなく君の事
思い出しては 私微笑んでる
交差点行き交う人
街の明かり飾り 揺れる想い
まるで 私の世界は星を落としたみたい

(ねぇ君と)
あのね 今日ね 目があったんだよ
(嬉しくて)
あのね 明日 話したいことがあるの
「君へのメッセージ」/erica

 みなさんも、今まで恋愛対象として意識してなかった人への想いが【好き】に変わった経験ありませんか? そうして、ただの友情が恋心に変わると、日常の景色も一転。いつもと同じ<交差点行き交う人>や<街の明かり飾り>が、まるで<星を落としたみたい>な世界をキラキラと彩ります。

 もちろん、過去・現在・未来の感じ方も変わるのでしょう。どんなささやかな思い出も宝物のように<嬉しくて>、今日<君と>どれだけ時間を過ごせるかワクワクして、明日こそ<話したいこと>を伝えられるかドキドキして。何もかもが<揺れる想い>によって輝いている様子が生き生きと伝わってきますね。

今まで言えずにいたけど
もう嘘つくのはやめました
君のことがずっとずっと好きでした
「君へのメッセージ」/erica

3月に芽吹き咲くたんぽぽ
7月空と出会う ひまわり
気づけば私の心には君がいて
10月風に揺れる コスモス
12月贈るポインセチア
変わらない 気持ちが私を突き動かしたの
「君へのメッセージ」/erica

 ただ、仲の良い期間が長ければ長いほど<伝えたら全部変わっちゃう>ことが怖くて【友達】という言葉を盾に現状の関係を守ってしまいがち。その盾を破ることができるのは、自らの<変わらない 気持ち>だけです。尚、歌詞に綴られている花々には、それぞれ花言葉があります。

 <たんぽぽ>は【真心の愛】。<ひまわり>は【私の目はあなただけを見つめる】。<コスモス>は【乙女の真心】。別名:クリスマスフラワーとも呼ばれる<ポインセチア>は【聖なる願い】【祝福】【私の心は燃えている】など。いずれも<君のことがずっとずっと好きでした>という想いを表すのにピッタリな花言葉ですね。

週末は何してますか?
デートに誘っていいですか?
一緒に映画でも行きませんか?
君が自慢できるような
私になれるようにもっと
頑張るから見ててくれませんか?
「君へのメッセージ」/erica

 そして「君へのメッセージ」で大切なのは、ただ好きだという想いを伝えて、相手に何かを求めるだけではなく<君が自慢できるような 私になれるようにもっと 頑張るから>という強い気持ちが描かれているというところ。ericaはこれまでもたくさんのラブソングを生み出してきましたが、歴代人気曲の「告白10ヵ条」では<あなたが落ち込んだ日は私が全力で笑顔にします>と、「あなたへ贈る歌」では<なんのとりえもない私だけど あなたに似合う人になりたい>と、やはりいずれも意志が貫かれているんです。

 もしかしたら、その主人公の強さこそが、リスナーの私たちに“告白”するための勇気を与えてくれるのかもしれません。みなさんも「君へのメッセージ」をお守りに是非、大切な人に大切な想いを伝えてみてはいかがでしょうか…!