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今日のうた

坂口有望

ずっと、ずっと、逃げてきたから、空っぽだったんだ。

ねぇ 知りたくなかった 聞きたくなかった
夢は必ず叶うはずだった
どこで気づいた? 誰に言われた?
空っぽの空が僕はきらいだ
「空っぽの空が僕はきらいだ」/坂口有望

 2017年12月6日、女子高生シンガーソングライター“坂口有望”が2ndシングル『空っぽの空が僕はきらいだ』をリリース!歌ネットでは現在、タイトル曲とカップリング曲「ばかやろう」の歌詞を先行公開中です。まず、先日うたコラムでご紹介した「空っぽの空が僕はきらいだ」の<僕>が見つめている空はどこか、雲ひとつない青々とした空をイメージさせます。一方「ばかやろう」でも、同じく空が描かれているのですが、こちらは“赤い夕陽”なのです。

授業中寝ないこと すぐ拗ねないこと
「わかってる」 何もわかってなかった
あの日のこと

誰かを思い出すこと 元気を出すこと
「最近どう?」 何も気付けなかった
あの子のこと
「ばかやろう」/坂口有望

 おそらく「空っぽの空が僕はきらいだ」の<僕>も「ばかやろう」の<僕>も、感情の芯は通じているのだと思います。<知りたくなかった 聞きたくなかった>こと、もしくは<何もわかってなかった>こと、そんな何らかの“真実”を思い知ってしまったのです。さらに「ばかやろう」ではその“真実”が、日常生活のなかで自分が「わかってる」と適当に流していたようなことにこそ、関係していたという“気付き”を歌っているのではないでしょうか。

 たとえば、授業中に寝てしまえば、後々テスト前になって後悔する。すぐ拗ねてしまえば、相手と話し合うこともできず何も進展しない。誰かを思い出せば、自分が元気ならば、「最近どう?」と声をかける余裕も生まれる…。そういった何気ないことを意識し、先々のことを考えながら、もっと丁寧に日々を生きていたなら<あの日のこと>や<あの子のこと>だって敏感に感じ取れたのかもしれないという“後悔”が伝わってきます。

ずっと ずっと 逃げてきたから
きっと きっと 空っぽだったんだ
ずっと ずっと 走れはしないから
きっと きっと 結局 僕は
弱い 弱い 弱い 弱いのさ ばかやろう
「ばかやろう」/坂口有望

ずっと ずっと 逃げてきたから
きっと きっと 空っぽになったんだ
ずっと ずっと 走れはしないけど
きっと きっと 結局 夕陽は
赤い 赤い 赤い 赤いのさ 帰ろう
「ばかやろう」/坂口有望

 そしてサビで次々とこぼれる、ふがいない自分への気持ち。「空っぽの空が僕はきらいだ」のタイトルに含まれている<空っぽ>というワードも綴られております。口だけで「わかってる」と言いながら、何かや誰かと向き合うことから<ずっと ずっと 逃げてきたから>空っぽだった、空っぽになった、<弱い 弱い 弱い>自分。そのやるせなさ、自己嫌悪、挫折感、苦悩、怒り、様々な感情が<ばかやろう>…このひと言に詰め込まれているのです。

ずっと ずっと 逃げてきたから
きっと きっと 空っぽになったんだ
ずっと ずっと 走れはしないけど
きっと きっと 結局 夕陽は
赤い 赤い 赤い 赤いのさ ばかやろう
「ばかやろう」/坂口有望

 こうして幕を閉じてゆく歌。この曲の<夕陽>の“赤”にも、いろんな意味が含まれているような気がします。青い空が赤い夕陽に変わってゆくように、青い自分も人として熟れてゆくという“変わりゆくもの”を歌っているようでもあり。どんなに心が曇っていたって、大雨だって<結局 夕陽は>赤いという“変わらないもの”を歌っているようでもあり。そして、その夕陽の赤を背負ったラストの<ばかやろう>からは、負の感情だけでなく“生きてゆく強いエネルギー”も感じますね。
 
 「空っぽの空が僕はきらいだ」は、瑞々しくそして力強さと儚さを孕んだ坂口有望の歌声で彩られたロックチューン。まったく違うアプローチで軽やかに歌われる「ばかやろう」。是非、この2曲の対照的な魅力を歌詞からも味わってみてください!

◆2ndシングル「空っぽの空が僕はきらいだ」
2017年12月6日発売
ESCL-4946 ¥1,200(税込)

<収録曲>
M1「空っぽの空が僕はきらいだ」
M2「ばかやろう」
M3「ガタゴト-Studio Live Ver.-」