言葉の達人

SAKUSHIKA

 達人たちは1曲の詞を書くために、言葉を巧みに操り、その時代を象徴する言葉を探した。その言葉は多くの老若男女の心を掴んで離さず、その歌は大ヒットした。
「孤独がつらく感じるとき」「愛することがよくわからなくなったとき」いつも、勇気と力を与えてくれた…、作詞家は言葉の魔術師である。そんなプロの「作詞家」の皆さんをゲストにお招きしてご紹介して行くこのコーナー。
今回は、三代目J Soul BrothersやE-girlsなどの最新J-POPのヒット曲を多数手掛けながら、音楽番組などのナビゲーターとしてもお馴染みの「岡田マリア」さんをゲストにお迎え致しました。

秋谷銀四郎

代表作

SO RIGHT」/三代目J Soul Brothers
Love You More」「NEVER LET YOU GO」/GENERATIONS
No More Tears」/Kinki Kids
CANDY SMILE」「RYDEEN 〜Dance All Night〜」/E-girls

作曲論

作詞とは心を音楽にするアートだと思っています。だからそこにはコーヒーを飲みながらふと思いつくようなことから、眠れないほどぐるぐると巡る感情まで、心が滲んでいる必要があると思います。

秋谷さんに伺いました。
Q:
作詞家になったきっかけは?
A:

小学校の卒業アルバムの将来の夢の欄には“文章を書く人”と書いたのを覚えています。ずっと音楽が好きで、3歳から始めたピアノで15歳から作詞作曲を始めてシンガーソングライターを目指していました。その頃住んでいたフランスからデモを送り帰国し生歌を披露する度に特に歌詞がいいと言われたのも今に繋がっているのかなと思います。思春期の私は本当は歌を褒められたかったのだけれど(笑)

Q:
プロ、初作品について
A:

TOKYO BEAT SOCIETYのデビューアルバムに収録された「SUNSET」という曲で作詞、メロディ、ボーカルを担当しました。後にrhythm zoneの方に詞の提供をやってみないか?と誘われたのがきっかけです。

Q:
作品を提供したいアーティスト
A:

まだまだ始まったばかりなのであらゆるタイプのアーティスト/グループに提供したいです。

Q:
あまり売れなかったが、私の好きなこの歌
A:

やっぱり「SUNSET」ですね。サビのメロを高いキーに設定し過ぎてしまったのは少々失敗でしたが...。ビデオもあるのでよかったら観てみてください。

Q:
なぜ「詩を書くことを選んだか」
A:

音楽を表現する上で詩を書くことが一番上手かったからだと思います。

Q:
プロの作詞家になりたい人へのアドバイスを
A:

人との会話を楽しむこと、色々な価値観があることを知ること、じゃないでしょうか。そして洋邦問わずたくさんの音楽に触れて、自分の“好き”を見つけることだと思います。

歌詞を見る

GENERATIONSのリスナーには若い世代が多く、夢に向かう途中の人も多いと思うので、自分の本当の想いに自信を持ってもらいたいという願いをこのフレーズに込めました。

■私の好きなあのフレーズ
「Won't you tell me now ここから動き出せる
 何が幸せなのか僕らで決めよう」

PROFILE

岡田マリアMaria Okada

1984年生まれ
日本語・英語・フランス語を操るトライリンガル。
幼少期からピアノでの作曲・作詞に親しむ。
2003年にモデルとしてデビュー。
その後NHK BS、J-WAVE、スペースシャワーTVなど数多くの音楽番組でナビゲーターを務める。
2008年アーティストとして、TOKYO BEAT SOCIETYの「SUNSET」にボーカリスト&作詞で参加、作詞家としてのキャリアをスタート。
最前線のヒットチューンを日々扱う現場に身を置き、そのエッセンスである人々や時代に響く“言葉”を独自の感性でリアルに表現する若手女性作詞家である。


OFFICIAL BLOG

[近況報告]

E-girls
「E.G. TIME」

RZCD-59768 \3,078 (tax in)
2015.1.1 Release

M-2: 「E.G. Anthem -WE ARE VENUS-」

MAX
「情熱のZUMBA」

AVCD-16484 \1,296 (tax in)
2014.9.10 Release

M-3: 「BOOM! BOOM! BOOM!」

May J.
「Imperfection」

RZCD-59686 \3,240 (tax in)
2014.10.8 Release

M-6: 「HAPPY DAY」

Kinki Kids
「鍵のない箱」

JECN-379 \1,000 (tax out)
2014.11.12 Release

M-2: 「No More Tears」

 

【これまで登場した作詞家さん】