第三者

木内美歩

第三者

作詞:石川あゆ子
作曲:鈴木智文
発売日:1994/05/25
この曲の表示回数:20,312回

第三者
地下鉄の入口に
吸い込まれてゆく
あなたの手が違う子の
肩を抱いている

見なかった事にして
ウインドーをのぞくの
唇だけかたくなに
結びながら

素直なジェラシーを
ぶつけたなら
どうにかなるのに
他人(ひと)は簡単に言うけど

いけない事なの?
涙にのめり込みたくなくて
自分の事遠くで見ているだけ
哀しい事なの?
恋さえ追い駆けられないような
瞳のまま

幸せの材料は
街にあふれても
何もかもが安っぽい
色に見えてしまう

テーブルにほほえみを
こぼしてみたいけれど
第三者でいるほうが
似合うみたい

目が合うマネキンに
見抜かれてる
リアルな淋しさ
足許に感じているけど

いけない事なの?
可愛いくなれない運命(ほし)の許に
生まれたのは私のせいじゃないの
哀しい事なの?
あなたを追い駆けられないのは
私の罪

いけない事なの?
涙にのめり込みたくなくて
自分の事遠くで見ているだけ
哀しい事なの?
恋さえ追い駆けられないような
瞳のまま

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