たんぽぽ

唄人羽

たんぽぽ

作詞:安岡信一
作曲:安岡信一
編曲:青木庸和
発売日:2000/11/22
この曲の表示回数:14,844回

たんぽぽ
十二月はもう息が白く 寒さに弱い僕は身を縮めて
買ったばかりの缶コーヒーが湯気を立てて窓をくもらせる
遠く離れた君の名前を人差し指でガラスに書いて
流れてゆく字が想い出のように消えてゆくのが恐かった

遠い空 離れてゆく想い 季節だけが過ぎてゆく
今はもう 写真を見ても君の顔が思い出せないけれど

きっと明日になれば僕はたんぽぽの種になって
そっと君を迎えにゆくよ
だから君は窓をあけて僕を探し当ててね
必ず手のひらに飛んでゆくから

君の瞳は誰を見てるの? 今は誰の腕の中
若い僕はまだ大人になれず 不安を君のせいにした

信じるのは難しいね はかなさだけがこぼれてく
今では君からの電話 待つことしか出来ないでいるけれど

きっと明日になれば僕は孤独すら味方にする
そして現在と向き合うよ
だから君も忘れないで 想い出にしないでね
必ず長い冬を変えてみせるよ

きっと明日になれば僕はたんぽぽの種になって
そっと君を迎えにゆくよ
だから君は窓をあけて僕を探し当ててね
必ず手のひらに飛んでゆくから

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