僕たちのカイト

熊木杏里

僕たちのカイト

作詞:熊木杏里
作曲:熊木杏里
発売日:2017/06/28
この曲の表示回数:9,337回

僕たちのカイト
多分 僕たちはお互いの事
本当に知らずに誤解をしてた

自分のためじゃなく 誰かのために
奪い合う気持ちは どんなだろう

上を流れてく空気は
排気ガスさえも届かない世界

買った靴で行ける場所は
履き潰した靴の溶けた世界

カイトはどこからでも
上がってゆけるのにね
その身が何色でも 知ることもないのにね

僕たちの戦いは
同じではないけれど
ビルの間 一筋の風がもう 待っている

叶えてもらえない 夢があって
責めることもできない 優しさがある

胸を汚した子供が
帰らない人を待っている時

運びそびれた幸せの
ためだけにさまよう人がいる

カイトは何を乗せて
上がってゆくのだろう
その身の糸を切って どこへ行きたいのだろう

僕がどこで生まれて
君がどう生きてきたか
全てが見えなくても 僕には君が見える

なぜ春だけが来ない
春夏秋冬があるの
君を乗せて飛んでいけ
明日が見えるように

カイトはどこからでも
上がってゆけるのにね
その身が何色でも 知ることもないのにね

僕たちの戦いは
同じではないけれど
ビルの間 一筋の風がもう 待っている

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