コージ

加藤登紀子

コージ

作詞:倉本聰
作曲:加藤登紀子
発売日:2015/11/18
この曲の表示回数:10,296回

コージ
コージのおやじは炭鉱で死んだ コージ16才の夏のこと
残されたおふくろと妹のために 何とかしなくちゃいけないと
こわれた炭鉱長屋の片すみで 毎晩一人でうたのけいこをした

つぶれかけた炭鉱の町に コージのうたが風にのって流れていった
すがりつくものが何もないから 哀しみに誰もがすがりつく
コージのうたはうまくはないけど コージのうたは俺たちのうた

ある日札幌のディレクターが来て コーヒー1杯おごられてコージは町を出た
ラジオから流れるコージのうたは いつか日本中に流れていった
悲しみにみちた街から街へ コージはうたって歩いた ラララ…

コージが生まれた故郷の町の 炭鉱がついに閉鎖になった
若者たちは町を救うために 大きな祭りを考えた
この町が生んだヒーロー コージをもう一度呼んで 歌おうと

東京のコージに電話をかけたけど コージはなかなかつかまらなかった
冷たい声の女の言葉が ただ事務的にかえって来た
ギャラは900万スタッフは25人 コンサートは遠い遠い夢になった

ギターひとつでうたっていた コージのうたをもう聞くことは出来ない
祭りは作れず炭鉱は消えて 町のにぎわいも子供の声も消えていった
山にはただ静けさと 自然の大きな息吹が残された

10年たったこの小さな町 暮らしに疲れた女がある日聞いた
廃屋の影からギターひとつで うたう男の淋しいうた
その男の横顔にはあのなつかしい コージの面影がみえた

あんたたしかにコージじゃないか どうしてそんなとこにいるんだよ
コージどうして泣いたりするのさ みんなずっと待っていたんだよ
コージみんなを呼んでくるから もう一度あのうたをうたおうよ
コージみんなを呼んでくるから もう一度あのうたをうたおうよ

ラララ…

コトバのキモチ 投稿フォーム

ココでは、アナタのお気に入りの歌詞のフレーズを募集しています。
下記の投稿フォームに必要事項を記入の上、アナタの「熱い想い」を添えてドシドシ送って下さい。

推薦者:お名前(ペンネーム可)必須
性別:
  任意
年齢:
 歳 任意
投稿フレーズ:必須
曲名:必須
歌手名:必須
コメント:必須
歌ネットに一言あれば:任意

※歌詞間違いのご指摘、歌ネットへのご要望、
その他返信希望のお問い合わせなどは
コチラからどうぞ。→ 問い合わせフォーム

リアルタイムランキング更新:15:15

  1. Bling-Bang-Bang-Born
  2. ビビデバ
  3. 二度寝
  4. オレンジ
  5. Click

歌ネットのアクセス数を元に作成
サムネイルはAmazonのデータを参照

×