橋ものがたり

大月みやこ

橋ものがたり

作詞:杉紀彦
作曲:徳久広司
発売日:2007/06/27
この曲の表示回数:21,038回

橋ものがたり
昔から ずっと昔から
この町の橋にまつわる話を聞かされて大きゅうなりましてん
あの橋 この橋
大阪は水の都言われてますねんけど
あてのような女の人生も 流されて流されて
いつか消えていってしまうんでっしゃろなぁ
いいえぇ 私ばっかりやあらしません
この町の橋の一つ一つに
哀しい女達の人生がひっかかって…
泣いてる様な気がしますねん
そんな女達の「橋ものがたり」
よかったら きいてやってくりゃはりますやろか

春は桜を 蝶にする
水を埋(う)ずめて 舞いしきる
橋を渡って行く人も
橋を渡って来る人も
どうして肩をふるわせる
あああ……春なのに

冬は涙も 凍りつく
水に映って 月が哭(な)く
橋のあかりは灯(とも)るけど
人の胸には灯らない
木枯らしやがて 雪になる
あああ……冬だもの

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