2016年1月〜3月のドラマが最終回を迎え、4月からは新たなドラマが続々と始まっております。みなさんはどの作品をチェックしていますか? ところで、ドラマといえば同時に注目したいのが“主題歌”です。毎回ストーリーの冒頭やラストを彩る楽曲は大切な存在ですよね。
 しかし、最近“高視聴率ドラマ=主題歌が無い”という法則もあるんだとか…!記憶に新しいものですと『下町ロケット』、そういえば『半沢直樹』『相棒』『HERO』などの人気作もNO主題歌です。なんでも、現代のドラマのほとんどはメインターゲットが40代以上になっており、“おじさん向け”作品は数字が獲れるんだそうです。そして、そのような高視聴率ドラマは、作品自体のテーマ・メッセージ性が非常に明確で強いため、主題歌は必要ないのかもしれません。(参考記事:オリコン)

 一方で、歌ネットの週間・月間ランキングには視聴率の良し悪しに関係なく、数々のドラマ主題歌が上位にランクインしております。中にはミリオンリリックとして歴代人気曲に認定されている楽曲も少なくありません。

 今、音楽シーンでヒットの鍵となっているのはSNSによる<拡散力>です。そのエネルギーが最も強いのは10代、20代。そんな世代から人気があるドラマはやはり“ラブストーリー”が多いですよね。若者のテレビ離れが進んでいるとは言いますが、その手の胸キュンドラマ放送後にはTwitter上に、『#ドラマ名』『#曲名』のハッシュタグをつけた感想が次々ツイートされ、トレンド入りしている様子をよく目にします。そうしてドラマと主題歌の人気が比例して上昇していくのです。

 よって、10代〜20代のユーザーが過半数を占める歌ネットには、その人気がすぐに反映されるというわけです。ただ、若い世代に支持されるような胸キュンドラマは、上の世代の方々には全くウケないため、視聴率に繋がりにくい…。つまり、全体の視聴率が必ずしも、10〜20代のドラマ&主題歌支持率に比例しているわけではないということなんです。
「ガリレオ」以来3年ぶりに連続ドラマの主演を務めるのは“福山雅治”!さらに、そのお相手役には天性のスモーキーヴォイスで注目を集めている新人女性シンガーソングライターの“藤原さくら”が決定。物語は、福山が演じる“元プロミュージシャン”が、ある孤独を背負った女性(藤原さくら)と出会い、音楽を通して心を通わせ、失いかけた人生を取り戻していく…といった内容。今までにない、感動のヒューマン&ラブストーリーになっているとのことで期待が高まりますね!“音楽”も大きなテーマになっている今作、これまた名曲誕生となるのでしょうか…!
 歌ネットではこれまで、ドラマ『僕のいた時間』主題歌のRihwa「春風」や『ディア・シスター』主題歌のシェネル「Happiness」、“Nロス”に陥る若者続出の『Nのために』主題歌の家入レオ「Silly」などが歴代人気曲に認定。最近では、深田恭子の可愛さやディーン・フジオカのドS上司役が話題になった“ダメ恋”こと『ダメな私に恋してください』主題歌のaiko「もっと」も週間ランキングの連続首位を記録しております。そして、視聴率苦戦と言われているものの、2015年以降、主題歌のヒットを連発させているのが月9ドラマです!
福士蒼汰、本田翼、野村周平、大原櫻子、太賀など注目の若手がキャストに集結した今作は、刑事・病院モノが多いドラマシーンの中、久しぶりのTHE・王道ラブストーリー。幼なじみ同士の恋やもどかしい三角関係…。ベタな展開だとわかりつつも、毎回ドキドキ・キュンキュンしっぱなし!最終回放送後には、ひと夏の恋が終わった淋しさから“恋仲ロス”になる人が続出。また、出演者による“ドラマ副音声”が話題になったり、視聴者がドラマの一幕をマネする“恋仲再現動画”がいくつも投稿されたりと、新たなドラマの楽しみ方も生まれた作品でした!
2015年7月〜9月放送
歌詞アクセス数は100万回を突破し、ミリオンリリックに認定。
さらに、第86回「最優秀ドラマソング賞」を受賞しました。
石原さとみ×山下智久という最強タッグのラブストーリー。石原さとみはモテ期到来の“英会話講師”を、山下智久は“イケメン僧侶”を演じました。別世界に住むふたりが繰り広げる恋にはさまざまな壁が立ちはだかり、その展開はまるで人気ドラマ“花より男子”を彷彿とさせるとの声も。一方で、仕事、恋、結婚、友情、夢…さまざまな面で若者からの共感度MAX。また、石原さとみの可愛さや、山ピーの一途な恋心にキュン死。毎回、Twitterは大盛り上がりでした。
2015年10月〜12月放送
1ヶ月でミリオンリリック達成、週間歌詞ランキングでは16週首位を獲得、そして超最短で歌ネットの【歴代人気曲】第1位に君臨した伝説の名曲。現在、アクセス数500万回を突破しており、圧倒的な人気を誇っております。こちらは、第87回「最優秀ドラマソング賞】を受賞しました。
通称:いつ恋。有村架純、高良健吾、高畑充希、西島隆弘(AAA)、森川葵、坂口健太郎といった若手キャストが集結した群像ラブストーリーで、坂元裕二によるオリジナル脚本。このドラマは“胸キュン”力のみならず、それぞれ辛い過去を背負いながら、もがきあがき前に進んでいく若者の生きざまや名セリフに胸を打たれ、涙無しには見られない名作でした…。視聴率的には、“月9史上最低、10話平均9.7%”との結果がニュースになっていたものの、視聴者からは「信じられない」「めっちゃ面白かったけど」と大きな支持の声が上がっておりました。
2016年1月〜3月放送
もともと「明日への手紙」は2014年7月にリリースされたアルバム『Ren'dez-vous』に収録されていた楽曲。そして、“いつ恋”にとってどんな主題歌が相応しいのだろう、と考えたドラマプロデューサーの村瀬氏がたどり着いたのが、手嶌葵の歌声、「明日への手紙」という楽曲だったそうなんです。同曲は、ドラマ放送後からiTunes Store、レコチョク、他の主要音楽配信サイトのダウンロードランキング上位を独走。歌ネットでもアクセス数が急上昇し、歴代人気曲に認定されました。