流星のとき

アンドロメダ銀河に散る星屑
いつもの河原の上 夏虫のオーケストラ
「流れ星でも見えたらいいな」
微かな胸の痛み 君のその声に

恥ずかしい火照った頬を 隠すので精一杯
好きとも言えずに 壁の前を往ったり来たりで

一瞬の“今”のこの気持ち ありのまま純粋な気持ち
伝えたい 君にちゃんと伝えたい
流星のように駆けてゆく “今”という時間の中で
あふれそうな想いのかけらを言葉に乗せて

臆病風 消極的な「もしも」
言わないと失敗はない 成就もしないけれど
以心伝心 繋がりあえたらとか
そんな軽いファンタジー もう破り捨てよう

心模様切り取ったような 絶妙なニュアンスの言葉があればいい
僕はそれを探す度に出るよ

初めて出逢ったあの日から その笑顔はあこがれだった
少しずつ近づきたいと願ってた
届きそうにないと決めつけて 想いをしまったこともある
素敵な思い出になったと 無理に肯いて

たとえ小さな星の光でも
君ひとりくらいなら照らせるはずなのに…

一瞬の“今”のこの気持ち ありのまま純粋な気持ち
伝えたい 君にちゃんと伝えたい
望まれなかったエンディングが僕を待っていたとしても
この道を風を切ってその心へ
流星のように駆けてゆく “今”というときは二度とないから
溢れそうな感情も衝動も言葉に乗せて
伝えたい
×