ステーション・ワゴン

海沿いを走るワゴンの
後部座席の君は
屈託のないその笑顔で
隣の彼にじゃれる

助手席には何も知らない
俺の新しいステディ・ガール
夏の終わり
渋滞のブレーキランプが連なる

これでいいのだ
火遊び諦める勇気
何も知らないひとりとひとり

夏の火照りが 火照りが
冷めてしまえばきっと
もっと自然な笑顔になれるかな

夕闇に包まれてワゴンは
いつもの街の角へ
ちょっと嫌みのひとつぐらい
言ってくれてもいいのにね

これでいいのだ
Sweet Memory もみ消す勇気
何も知らないひとりとひとり

夏の火照りが 火照りが
冷めてしまえばきっと
もっと気楽に気楽に会えるかな

夕闇に包まれてワゴンは
いつもの街の角へ
ちょっと嫌みのひとつぐらい
言ってくれてもいいのにね

ヒリヒリしてる二の腕を
そっとつねってくれたよね
そっとつねってくれたよね
こっそりつねってくれたよね ね ね
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