積木の部屋

いつの間にか君と 暮しはじめていた
西日だけが入る せまい部屋で二人
君に出来ることは ボタン付けとそうじ
だけど充ち足りていた
やりきれぬ淋しさも愚痴も
おたがいのぬくもりで消した
もしもどちらか もっと強い気持でいたら
愛は続いていたのか
リンゴかじりながら 語り明かしたよね
愛はあれから何処へ

二人ここを出ても すぐに誰か住むさ
僕らに似た 若い恋人かもしれない
きれい好きな 君がみがきこんだ窓に
どんな灯りがともる
限りないもめごとも嘘も
別れだとなればなつかしい
もしもどちらか もっと強い気持ちでいたら
愛は続いていたのか
こんな終り知らず 部屋をさがした頃
そうさあの日がすべて
そうさあの日がすべて
×