夕凪に願いを

貝殻に耳あてれば
過ぎ去った風の音 胸を吹き抜ける

強がる肩を包んだ
あなたの温もりが 現在(ここ)へ導いた

昇る真昼の月は私
逢いたくて心は駆け出してた

夕凪に願いを この愛に翼を
風を止めて 時を止めて あなた見つめたい
探し続けていた未来(あす)に今ふれたの
確かなもの それはあなた
そばにいて いつまでも

肩越しに揺れる海も
同じ波 同じ刻(とき) 二度と来ないから

生まれたての今という
時間を抱きしめて ふたり生きたいの

陸(おか)から海へ風が変わる
出逢いも瞬間の奇蹟ならば

夕凪に願いを この空に誓いを
おだやかさが 沁み渡った 今日を忘れない
想い出に抱かれて 優しさを増やして
始まる今 あなたと見た
夕映えを 焼きつける

夕凪に願いを この夢に翼を
風が止まる 時が止まる あなたを見つめる
探し続けていた未来(あす)に今ふれたの
確かなもの それはあなた
そばにいて いつまでも
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