早春

愛こそ 遠くありて想うもの
愛こそ ふるさとのようにあたたかい
ふたりは陽の光を駆け抜けて
凍て空 明日をさがした

春はまだ浅く あゝ花冷えに
めぐる想い 抱きしめながら

ひとり生きるせつなさもやがて
おだやかな顔に戻れる日々を待つ
幻でもいい… あなたをこの胸で感じられるならば
悲しくても幸せと呼べるだろう…
明けない夜なんてない
愛は勇気 愛した涙を照らすから

風に舞い唄う あゝ淡い雨
そっと肩をやさしく叩く

うまれ変わる時代にもきっと
もう一度出逢う人生を信じる
ひとはいつの世も… 夢見れば見るほど臆病をおぼえて
かけがえない幸せに触れるだろう…
止まない雨なんてない
愛は力 愛した心を照らすから
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