ひとりぼっちの卒業式

春便りにやわらぐ寒さに
うす紅 涙 滲みます
あなたの席 指先たどれば
触れたことない ぬくもり

誰も淋しくない自分になりたい
しあわせを捜せるでしょうか

ひとりぼっち卒業式
いつか何処かで 笑い顔で逢えるね
この心を知らないまま 思い出にして
私のこと 小さな夢よ……

寄せ書きした クラスのノートに
あなたの文字を 見つけたの
夢を語る 言葉にふたりは
遠くなるのね 今より

誰も淋しくない自分になりたい
明日には逢えるのでしょうか

ひとりぼっち卒業式
離れ離れの春に大人になって
人の波に消える背中 涙で追った
輝いていた季節の人よ……

ひとりぼっち卒業式
いつか何処かで 笑い顔で逢えるね
この心を知らないまま 思い出にして
私のこと 小さな夢よ……
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