星標(ほししるべ)

星達はめぐりて まわる運命(さだめ)の中
永遠(とわ)に変らぬもの それを標(しるべ)と呼ぶ

幾億の時空(とき)を超えて
星がつたえること
人はなぜに空見上げ
心 ふるえるのか

嗚呼 影は響き
光は声になり
うたがうまれる時
命は黄泉(よみ)がえる

古丹(こたん)の笛の声(ね)は 土がめざめる時
かがり火は朱々(あかあか) 水の命をさそう

幾億の風が運び
いのち生かされてる
人はなぜに空見上げ
涙 流れるのか

嗚呼 影は響き
光は声になり
うたがうまれる時
命は黄泉(よみ)がえる

嗚呼 影は響き
光は声になり
うたがうまれる時
命は黄泉(よみ)がえる

うたがうまれる時
煌(きらめ)く星標(ほししるべ)
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