家出少女

「さがさないで テーブルに書き置き
ください」と せめてもの尊敬
さぐらないで 街を出た理由は なくしてた笑顔を探すため

母さんの子で良かったな
どんなに自分勝手でも そらさない 強いまなざし

何時に帰るかなんてわからない 街では何が起こるかわからない
そんな時代だもの
自分の心くらいは信じたい 小さな憧れだけど信じたい
ずっと ずっと

他人が言う綺麗な場所なんかに
幸せがあるとは思えない

泥を飲み込み塗れても
いつか手にする幸せは 体温を感じるものがいい

力がなくなるまでは走りたい 自分で選んだ道を走りたい
どんな暗闇でも
私に守れるものを見つけたい 命をもらえた意味を見つけたい
いつか いつか いつか

誰かの腕の中では笑いたい 怯えるわけを忘れて眠りたい

何時に帰るかなんてわからない 街では何が起こるかわからない
そんな時代だもの
自分の心くらいは信じたい 体が熱くなるのを感じたい
ずっと ずっと ずっと
ずっと ずっと ずっと
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