女どうし

淋しくないとか 男のように
あの娘はローゼの ワインをついだ
わたしはわたしで ベッドの上に
からだを投げだし 泣き真似をした
おんな同士の おどけた芝居
いつかほんとに 悲しくなって
ばかねばかなの 忘れたはずの
あなたを想って 泣くなんて

ほろ酔いきぶんで 帰ってみると
旅でもするわと あの娘の手紙
オニオン・スープを あたためなおし
裏切り者めと ため息ついた
おんな同士の 気ままな暮らし
いまはとっても 気に入ってるの
いいのいいのよ 明日のことは
わかっちゃいないわ わたしにも

おんな同士の 気ままな暮らし
心細くて 気に入ってるの
そうよそうなの そのうち慣れて
笑ってあなたに 逢えるでしょう
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