call my name

寄り添う花びら双つ
ふわふわ
揺れている

灯した刻は短く
ゆらゆら
溶けていく

同じ魂を別つ2人は
遠く惹き合う
互いを捜している

呼んで
名前を生きていた証を
始まりと終わりを繋いで
薫る涙の螺旋還るまで

舞い散る花びらひとつ
ひらひら
落ちていく

出口の見えない闇を
ふらふら
彷徨う

眠るいつまで眠る子供の
ままで痛みに
耐えて記憶を封じて

呼んで
名前を生きていた証を
絶望と希望を繋いで
記憶の中でさえ生き続ける

ずっと響き合う魂の囁きは
やっと巡り合えたこの胸に疼いて

私の中で生きる貴方が
側で笑えば
貴方の中で生きる私も
笑うの

「途切れた魂の音が聞こえる?」

呼んで
名前を生きていた証を
始まりと終わりを繋いで
薫る涙の螺旋還るまで

『名前も無く』証が無くても
心呼び合えば
記憶の中で生き続けられる
×