鐘が聞こえる

麻の衣だけ 肩に巻きつけた
少年と 僕と二人で 遠い旅をしていた
天に連らなる 山の谷間から
流れ来る祈りの声に 少年は立ち止まる
ごらん あれが僕の村だ
ここは 君らの失くした国

草の実を食べて 鳥と語り合い
人々は 愛にあふれて いのちさえも分け合う
やがて少年の 姿かき消えて
大地への祈りの調べ 僕の胸にささやく
そうさ 思い出してごらん
ここは 君の生まれたところ

ラーラーラ はるかな時間(とき)の
ラーラーラ 霧の中から
ラーラーラ 鳴りひびくのは
ラーラーラ なつかしい瞳

ラーラーラ はるかな時間(とき)の
ラーラーラ 霧の中から
ラーラーラ 鳴りひびくのは
ラーラーラ なつかしい瞳
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