春夏秋冬

人は喜び 哀しみ怒(おこ)り
あとで楽しい 酒を飲む
甲斐性無くても あんたには
夢があるわと 泣かす奴
人生は 春夏秋冬
その日その日の 顔を持つ

ほかの奴なら 辛抱できず
愛想つかして 逃げただろ
いつも単衣の 着物きて
そっと微笑む いじらしさ
人生は 春夏秋冬
きっと二人の 花が咲く

一つ山越しゃ 今度は川が
照る日曇る日 雨の日が
傘になってね 寄り添って
月が雲間に 見えるまで
人生は 春夏秋冬
心重ねて 生きるもの
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