上海摩登姑娘

紹興酒(おさけ)を積み出す手を休め
別れを惜んだ 母の顔
想えば涙が こぼれます
摩登姑娘と呼ばれても
やっぱり恋しい ふるさとが

外灘(バンド)に灯りが点(とも)る頃
明日の倖せ語りあう
二人を夜霧が濡らします
摩登姑娘と呼ばれても
恋には揺れます人並みに

赦るして貰えば この秋に
結婚したいと思うひと
見つかりましたと書く便り
摩登姑娘と呼ばれても
父さんゆずりの筆の跡
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