森が呼んでいるよ

森が呼んでいるよ ここにおいでと
いつの頃からだろう 会いにゆきたい

アスファルトの道に 映る影が
コンクリートのビルに 吸い込まれてゆく

時計の針の音に 背中押され
喧噪の荒波に おぼれかけたとき

君を想うよ 目を閉じ想うよ
木々の歌や木の葉や 生まれたての空気

森が呼んでいるよ ここにおいでと
いつの頃からだろう 会いにゆきたい

野に咲く花のように 素直なまま
飾らずに暮らせたら いいのにと思う

けれどもこころが 傷つかぬよう
いつわりの言葉さえ 気づかないふり

君を想うよ 目を閉じ想うよ
やさしさのわたぼうし そっと飛ばしてみる

森が呼んでいるよ ここにおいでと
いつの頃からだろう 会いにゆきたい

森が呼んでいるよ 会いにゆきたい
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