青春の記憶

君は忘れてしまったの
野ざらしにした自転車を
二人の愛を乗せていた
ペダルも赤く錆びついた
小さな愛で ふくらむ胸を
背中に感じたあの幸せも ルルルー
みんな昨日に 飛びすぎてゆく
君にとって僕はもう
想い出のひとつに過ぎないの

いつも家まで送ったね
小石だらけの細い道
ハンドルさばきへたな僕
いつも悲しみまっしぐら
倒れた車輪が クルクルまわる
短い時間のあの口づけも ルルルー

みんな昨日に 飛びすぎてゆく
君にとって僕はもう
想い出のひとつに過ぎないの
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