セパレート・テーブル

その瞳は 何も語らず
ただ時を 見据えてる
死ぬほど綺麗 さめた横顔
時に僕を 惑わせる

鳴り響く 鐘の音は
心の襞まで 届く
投げかけた 微笑みに
唇 素直に 合わせて

君のため 僕のため
瞳 閉じて 思う
天使こそ 悪魔なら
ふたりは愛の姿

その瞳は 何も語らず
ただ胸を 締めつけて
透き通った 細いつまさき
時に僕を 追いつめる

狂おしい 夜の帳り
心は殺られて 震える
眼をそらす その隙に
唇 そっと 奪う

その為に それ故に
肉体 寄せて 思う
天国に ある地獄
ふたりは愛の住処

兼葭蒼蒼 白露為霜 所謂伊人 在水一方
溯涸從之 道阻且長 溯游從之 宛在水中央

君のため 僕のため
瞳 閉じて 思う
天使こそ 悪魔なら
ふたりは愛の姿
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