酔いどれ松つぁん

酒と喧嘩の 明け暮れで
親を泣かせた ド阿呆よ
曲がった根性 その心
叩き直すと 夜風が吠える
誰が名づけた
酔いどれ松つぁん

たとえ高嶺の 花だろと
俺の勝手よ 惚れるのは
かなわぬ夢見る 露路屋台
胸を焦がして 冷酒あおる
意気地無しだぜ
酔いどれ松つぁん

寒い世間の 裏通り
あつい情けの 灯が招く
背中丸めて 縄のれん
くぐるこの俺 迎える笑顔
呑めば極楽
酔いどれ松つぁん
×