冬の旅

越後はつついし 親不知(おやしらず)
はるかな波間に 日が沈む
ひゅるる ひゅるる
寒い風が 吹くだけ

あなたと旅した思い出を
たずねて ここまできたけれど
ひゅるる ひゅるる
夜の海が 鳴るだけ

こんなに愛しても 心がとどかない
これから私は どうすればいいのでしょうか

東へむかえば 糸魚川(いといがわ)
直江津(なおえつ)あたりで 雪になる
ゆらり ゆらり
遠い灯り 揺れてる

むかしの瞽女(ごぜ)なら 迷わずに
信じて 歩いていくでしょう
ゆらり ゆらり
わたし 明日(あす)が見えない

こんなに愛しても 心がとどかない
これから私は どうすればいいのでしょうか

こんなに愛しても 心がとどかない
これから私は どうすればいいのでしょうか
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