わたしのフェアリーテール

少女の頃に夢みたものは
お伽話のあのハッピーエンド
憧れの王子様が
いつかわたしを迎えに来てくれる

恋に恋したあの夏の日
ぎこちなくくちづけ交わした
夢のかけらが現れ消えて
時間はすべて溶けていった

わたし言ったの
100年たっても
繋いだこの手を
きっとね 離さないで

出会った人も別れた人も
すべての人が記憶の中で
懐かしい光湛え
星屑のように瞬き続けてる

恋に傷付き打ちのめされ
漂う瞳は震えて
声にならない声で叫んだ
言葉にできないその想いを

時が過ぎても
100年たっても
忘れないでね
きっとね 覚えていて

時はいつでも通り過ぎてく
お伽話を紡ぎながら
時はいつしか苦しみさえも
美しく変えるよ
わたしのフェアリーテール
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