誰かがまってる

ばいばい どこに帰るの?
小犬のような足取り
街並みへと走るきっと 誰かがまってる

風に吹かれた 窓にちいさな声
たぶん春には目覚めるヒヤシンス
どんな色かな ないしょ話したら
いつかきれいに 香りがあふれだすでしょう

うれしいことが増えてくの
タカラモノは胸の秘密の数

おいしい空気食べたら
がんばりますと言えるよ
スキップして腕を大きくのばしてみて
ばいばい どこに帰るの?
小犬のような足取り
街並みへと走るきっと 誰かがまってる

頬に当たった 落ち葉くるくるして
とおく逃げてく追いかけたどんぐり
寒く見えるよ 木にはコートがない
だけどミドリに よみがえる季節がくるの

あかるい顔で過ごしたい
ワスレモノをずっと忘れたまま

だんだん夜の長さが
みじかくなってゆきます
長電話をしても靴下を脱いでるよ
はいはい もう寝るじかん
あしたの準備これから
あふとんには夢のかけら 淡くひかってる

だんだん夜の長さが
みじかくなってゆきます
子どもたちが外で遊ぶすがたきらきら

おいしい空気を食べたら
がんばりますと言えるよ
スキップして腕を大きくのばしてみて
ばいばい どこに帰るの?
小犬のような足取り
街並みへと走るきっと 誰かがまってる
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