Ring

テーブルの隣に座る少し遅れて来た君
懐かしい仲間たちに上手に笑ってみせた

君は僕に気付いているのに
視線は交わらないまま
ただ一つだけ確かなことは
前より綺麗になったね
OH

あの頃の僕たちはここにいないけど
抱きしめたぬくもりは 今も残ってる
もう二度と戻らない時間の中で
どれくらい君のこと守れたのかな
未来がもう迎えに来てる
君を連れてゆく

「苦いから好きじゃない」と口を尖らせてたのに
君は得意げな顔で 二回目のグラスを呼ぶ

僕の知らない幸せを
わざと見せつけてるように
髪を分けた左手のRingが
せつなく光っているよ
OH

あの頃の僕たちはここにいないけど
傷つけた過ちが今も残ってる
頼りなく過ぎてゆく時間の中で
少しずつ僕のこと忘れるのかな
急ぎ足で コートも着ずに
君は店を出た

君を染める誰かのもとへ
背中を見つめた
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