春よとまれ

春よとまれ この手にとまれ
紅をさす手が かじかむよ
泣いて泣かされ はぐれた恋は
秋と冬との くり返し
胸でヒュルヒュル 雪風鳴けば
あんたの温みが 恋しいよ
春よとまれ この手にとまれ…

春よとまれ あんたにとまれ
蝶になったら 翔んで来い
愛をつらぬく わたしを見つけ
俺の花だと 言われたい
そうよも一度 逢う日のために
あんたの影抱き 眠りたい
春よとまれ あんたにとまれ…

春よとまれ この手にとまれ
そしてどこへも もう行くな
夜が寒けりゃ なおらさ燃えて
赤く咲きたい 散ってもみたい
ゆれてゆらゆら 涙のむこう
心があんたに 逢いに行く
春よとまれ この手にとまれ…
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