おまえが欲しい

川の底を泳ぐ魚に
星は見えるのか?
一人の部屋の窓に
問いかけるよ

街に見下ろされた俺には
何も見えないよ
小さな泡のような
ネオンだけが点いたり…
消えたり…

おまえが欲しい 今すぐに
せめて 夢の中で
この俺の両手に
抱いて奪いたい
おまえが欲しい こんな夜
言葉にはできない
愛しさに傷つき
なぜ孤独がしみる

何もいいことなどなかった
今日までの日々

自分の屋根の下で
外の景色
眺めていただけ

おまえのいない朝が来る
俺は生まれ変わり
まだ愚かなままで
ずっと愛したい
おまえのいない人生よ
この胸の片隅
面影が浮かんで
ただ 煙草をふかす

なぜ孤独がしみる
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