白い太陽

乾ききった アスファルトに唾を吐き
顔のない人の流れに紛れ込む
ただおまえだけを待っている
ざらついた霧の街角で

乱れたベッドでおまえの爪を切る
独り言みたいな愛をささやいて
うすい羽かさねとまってる
どこまでも落ちる風の中

白い太陽が過ぎ去ってゆく中で
赤い唇が白い脳を染めてゆく

白い太陽が過ぎ去ってゆく中で
黒いまなざしが白い脳に刻まれる

白い太陽が過ぎ去ってゆく中で
赤い唇が白い脳を染めてゆく
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