あさきゆめみし

春の眠りから さめてもつのる思い
吾妻橋から 石ころ投げた かすむ隅田川へ

浴衣の袂に ときめきを忍ばせて
夜空に咲いた 花火追いかけ つまずいた恋心

ああ あさきゆめみし この恋は
水に流れて ゆくかしら…
ああいまひとたびの この思い
願いかけたら叶うかしら…

あしたはあしたの 風に身を任せて
今宵は ほんのり さくらいろ

すすきを枕に あなたの夢を見るの
巽橋から 見上げた月の 兎も笑っている

老舗のそば屋に 雪が舞いこむ夜は
なおさらつのる恋心 しんしんと降り積もる

ああ あさきゆめみし この恋は
雪の朝(あした)に 消えるかしら…
ああいまひとたびの この思い
観音様にはわかるかしら…

あしたはあしたの 風に身を任せて
今宵は とことん 酔いたいね

あしたはあしたの 風に身を任せて
今宵は とことん 酔いたいね
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