夢登り

人は七つの 迷いを捨てて
たった一つに 山をはる
右や左へ ゆれたがる
浮気ごころを おしのけて
しょせん男の 人生は
ひとりぼっちの 夢登り

楽がしたけりゃ 苦労をなめろ
バカをみたけりゃ 楽をしろ
ここの道理を 知りながら
生身裂かれりゃ つい弱気
しゃがみこんだら その背を
時は無情に ふみつぶす

勝てば親戚 負ければ他人
それが世間と いうものさ
あてにするから 腹が立つ
酒がのみたきゃ 買うてのめ
しょせん男の ゆく道は
ひとりぼっちの 夢登り
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