博多ブルース

泣いて泪のかれた 私にも
流す泪が 残っていたのか……
酒場の隅で 東京の
言葉を聞けば
死ぬほど逢いたい
ああ 博多の夜も
泣いている

こんな日陰に暮らす 女にも
咲いた一つの 綺麗な想い出……
愛することの 苦しさを
噛みしめながら
ふるえる唇
ああ 博多の夜も
泣いている

つらい悲しい嘘を ついたのも
恋にすがって 生きたいばかりに……
酒場の窓に 咽び泣く
東京行きの 夜汽車の
あの汽笛(ふえ)
ああ 博多の夜も
泣いている
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