天狼星

冬枯れの 荒野の空に
碧(あお)く凛々(りり)しく 光る銀河よ
天浪星 見上げてひとり
来た道を 振り返る
男には 捨ててはならぬ ものがある
男には 燃えねばならぬ 時がある
煌(きらめ)き 輝(かがや)け あの星のように
涙をぬぐって 夢を抱け

死ぬことも 厭(いと)わぬほどの
熱き情熱(おもい)に 命焦(こ)がして
天浪星 見上げてひとり
あの女(ひと)を 想い出す
愛だけで 生きては行けぬ この世でも
愛なくて 生きてく甲斐が 何処にある
煌(きらめ)き 輝(かがや)け あの星のように
優しき眼差(まなざ)し 降りそそげ

男には 捨ててはならぬ ものがある
男には 燃えねばならぬ 時がある
煌(きらめ)き 輝(かがや)け あの星のように
涙をぬぐって 夢を抱け
涙をぬぐって 夢を抱け
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