白昼夢

ふとくて大きいから好き
ケンタのポテトはあなたのお気に入り
向かい合ってセンター街
あの太陽から隠れていたいのよ
あたしたちどうやら
どうしようもなく暇
ぜんぶたべていいよ
口元見て
たべて
あたしの

呼吸ぴんくに変えたら
誰にも見つからず
二人は白昼
むちゅう
目を覚ましたのは
あたしの中の娼婦みたいなもんだわ
やっぱやめよっかな
ぜんぶあげたいな
たべて
あたしのも食べてみてみて
たべて

あまりに美しいから近寄ってみた
あまりに綺麗だから手で
ふれてみた
それは蝶々のかたちをしていた
それは心をもっていたので
あっという間に逃げてゆきました
私はとても悲しくて
まるで夢を見ているみたいでした
どこかに閉じ込められないし
あっという間に増えてしまうし
消えてしまうから
つかまえても
まだ夢みていたいの
夢をみて
いたいの
夢をたべて
たべて
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