終電マスター

ねぇ 今 君に会いたいんだ
受話器の向こう 時計見上げて
僕らは終電マスター
ドキドキ終電マスター

あと5分だけ 手を繋いで
ふたり同時に 時計見上げて
僕らは終電マスター
泣き虫終電マスター

ギリギリまで見つめるよ
明日は 遠すぎるから

バイバイの時間は知らない
今すぐに君のもとへ
最大のいとしさを連れて
君のとこへ 会いに行くよ すぐにね

ホームに入る黄色い電車
君を残して もう 行かなくちゃ
さよなら終電マスター
額に最終キス

風が頬を撫でる
君は少し震える
微かな体温と 重なる呼吸と
僕らを強く強く 繋ぎ止めている
ちっぽけだけど 果てしない線路

バイバイの時間がまたくる
君を連れ去ってく夜がくる

バイバイの時間は知らない
ふたり 止まらない想い
最大のいとしさを込めて
手を振るけど 会いに行くよ
すぐにね
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